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ネタバレあり 映画『ザ・プレデター』感想

ちゃんとした記事は最初になるくらげです。

 

夏休み前、試験中に気晴らしにブログを開設してもはや存在すら忘れて放置していました。。

 

正直ブログの書き方ってわからないんです。 特に映画評なんかだと試験レポートみたいにガチガチに書いてしまいそうで、文字を打ちながらどうなることかと怖かったりします。あと僕は初手からちゃんとした文章が書けないので普段は何度も推敲して文章を投稿するようにしているですが、阿呆が加速してその推敲をする分の脳みそが蒸発しました。

大変読みづらくなるかもしれませんがご了承ください。

 

ということで9月14日公開の映画『ザ・プレデター』を観てきたので感想です。

ものすごく適当に言うと総じてプレデター色の強い作品になっていました。

脳筋映画なのであらすじは公式サイトでご確認を。

www.foxmovies-jp.com

 

プレデター色、と先ほど書きましたが、これはプレデターシリーズ全体から抽出されるプレデターの要素です。

・なんかヤバい好戦的な宇宙人が現れて

・色々な手腕で軍人やチンピラが殺されて

・イケメンマッチョがタイマンで殴り合って成敗する

といったところでしょうか。 

今作は要するに上の3つがストレートに表現されているので正統派といった印象を受けます。公開前から正式な続編でありかつリブート作と言われていた通り80年代のプレデターとかなあり似通っています。

 

ただ大きく違っていたのはプレデターについて劇中で知ることのできる情報量、プレデターをいかに恐ろしく見せるかの方向性の相違、主人公サイドの設定環境です。

初代からこれまで、プレデターが何者かという明確な説明は作中になく、戦いの中で特性を見抜いて勝機に繋ぐような展開がほとんどでしたが、今作は「スターゲイザー」という政府組織での研究といった形でプレデターに関する情報が説明されていきます。観客はプレデターがどのような宇宙人なのか明確にわかってしまうわけです。ラボでのプレデターの扱いも、本郷猛がバッタ人間にされる前のような、なんというかそんな収め方で良いのか?って見た目の手術ベッドに拘束されていて「人間に近い異形」レベルでして、等身大の怪物であるという理解も視聴者に抱かせてしまっています。

 

この結果プレデターの恐ろしさの演出は、以前のような見えない場所から透明な姿でつけ狙い、人間を静かに殺していく得体の知れない恐ろしさではなく、多種多彩な武器と自慢の怪力を用いて人間を始末していく格闘漫画の強キャラのような恐ろしさに入れ替わっているのです。初代プレデターベトナム戦争でのゲリラ戦闘を彷彿とさせる密林でのインビジブルな死闘に面白さがありましたが、正直その手の作品が出尽くしたのか、それともプレデターを今更隠したところで観客は何が襲ってくるのか見当がついてしまうからか、そのような演出は冒頭アクション以外見受けられません。代わりにキレキレのアクションで立ち回り人間を嬲るプレデターに無頼漢が立ち向かうといった根っからのアクション映画がそこにはありました。主人公たちの背景設定も初代の特殊部隊、2作目の刑事などといったマトモ系ではなく下品な言葉を使いガサツで個性豊かな退役軍人(クビ)になっていて、ギャグ要員としても働くのでアクションを痛快にさせてくれます。もちろん各登場人物のバックヤードに想いを馳せると味わいがあり薄っすらとメッセージ性も見受けられるのですが、今回の登場人物たちはテンポよく明るめなゴアアクションと相性がいいように作られているなという感じがしました。

これはこれで悪くないかもと思わされました。

 

プレデターの造形や彼らについて明らかになった新情報、プレデター犬に関してはまた別記事で書こうと思います。

 

おそらく来週には上映が終わる映画館も出てくるのでお早目に映画館へどうぞ。